2歳位のお子さんの訓練

2歳のお子さんで単語の発話が少ない。
そのようなお子さんに何ができるか考えてみます。
言葉を話すことも大事ですが、言葉を聞くこと、聞き分けることの方がより重要です。

おままごと
100円ショップ等で果物や野菜のおもちゃを準備して、切ったり、お皿に盛ったり。
果物や野菜の名前に加え、「どうぞ」「ありがとう」「食べる」「切る」「お皿」などの単語をゆっくり聞かせます。
お子さんにSTの言葉を真似させる意図もありますが、お子さん自身が発した言葉をSTが繰り返し言い、お子さんの発話自体を増やしてあげることも大切です。
単語が言えるお子さんに対しては、その単語に形容詞や動詞を追加して聞かせてあげます。
例)りんご:「赤いリンゴ」「りんごおいしい」「りんご切る」「りんご落ちた」等

もし、単語の発話がないお子さんであれば、切る動作をしながら「トントン」、「モグモグ」などの擬態語や、動物などの人形も使って「ワンワン」「パオーン」などの鳴きまねを聞かせてあげます。

木製パズル
形や色をみわけることが目的です。ゆくゆくは文字学習にもつながります。
ピースが枠にはまる感覚を、手で感じてもらうことも大切です。

かくれんぼ
名前をよばれたときに、振り向いてくれないお子さんの場合に。
STとお子さんがカーテンなどに隠れて、お母さんに名前を呼んでもらい、「ばー」と出て行ったり、お母さんに隠れてもらって、お子さんが「ママ」と言ったらお母さんに出てきてもらったり。

紙芝居や絵本
ごく低年齢用ならストーリーを読み聞かせることもよいですが、ちょっと対象年齢の高いものでも、描かれているものに対して「〇〇はどれかな」など質問し、指差ししてもらう遊びもよいです。

絵カード
お子さんによっては絵カードに興味を持ってくれることもあります。
絵カードを郵便ポストに見立てた箱に入れるなど、まずは絵カードに興味を持たせ、描かれている物の名前を聞かせることから始めます。
そして徐々に「〇〇はどれ」と聞き分けの練習をすすめていきます。

2歳で言葉が出ない原因は? 2歳で言葉が出ない原因は? 2歳で単語を話さない子どもの言語訓練

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