小児の言語訓練や、小児の療育では、スモールステップという言葉がよくつかわれます。
ある目標を達成するために、まずは小さな目標を立ててそれを達成できるよう支援していきます。
例えば、日常生活場面において「トイレに一人で行けない」問題があった場合、
『部屋の扉まで一人で行けたらシールを貼る』
『廊下に出られたらシールを貼る』
『廊下を30cm歩けたらシールを貼る』
等と、段階を刻んですすめていくことを意味します。
言語訓練においても
「ある遊び(課題)を行おうとしたがそれが出来なかった」場合に、
「この遊び(課題)はまだ早かったのね」で終わりにするのではなく、
『こんなふうにしたら、この遊び(課題)につながるのではないか』もしくは
『この道具を使った別の目的の遊び(課題)はできないか』などと考えていくことを意味します。