私は週に2日は公立の療育施設で働き、週に3日は訪問看護ステーションで働いています。
療育施設では未就学児のお子さんに対して、月1回の言語訓練を行っています。
訪問看護ステーションでは、訪問での言語聴覚訓練を行っています。訪問の仕事を始めた当初は、成人の方(失語症や嚥下障害の方)を担当することが多かったのですが、2年くらい前から発話のないお子さん(未就学児)も訪問担当するようになりました。
訪問看護でリハビリをする方に対しては、医師からの指示書が必要になります。
訪問で担当しているお子さんは、自閉スペクトラム症、発達障害、〇〇症による言語発達障害など診断名は様々ですが、どのお子さんも介入当初は相手に対して単語を言わないお子さんです。訪問は週に1回60分です。
療育施設では月1回しか訓練できないのですが、訪問だと毎週訓練できるので、療育施設での訓練よりも実のある訓練ができます。当たり前なんですけど。
療育施設によっては、担当するお子さんが多すぎて、月1回の訓練もできない施設もあります。
言語聴覚士は訓練せずに、検査をとっているだけの施設もあります。
療育施設に言語聴覚士がいるのは、子どもの言語・コミュニケーションを育てるためというよりも、他の意味があるのかな?と思います。