小児の訓練を行う際に知っておいたほうが良いもの、それは、そのお子さんが好きなものです。
例えば、好きな遊びは何か?それを知ることで、それをご褒美として見通しをもたせ、課題をすすめることができます。
もちろんその遊び自体を課題の中に取り入れることもあります。
トーマスやアンパンマンなど好きなキャラクターがあれば、そのキャラクターを使った教材で楽しく課題をすすめられます。
トーマスのおもちゃをお子さんの手の届かないところに置き、「とって」などの発話を促したり。
トーマスのおもちゃをジップロックに入れて「あけて」を促したり。
アンパンマンが口を開けた絵を箱に貼り、口の部分に穴をあけ、「アンパンマンに〇〇を食べさせよう」と食べさせる遊びをしたり。
お子さんが好きな食べ物があったら、その食べ物の写真や絵をカードにして、名前を覚えさせたり、絵カードを使った要求表出の練習をしたりすることもあります。
絵カードが好きなお子さんなら、絵カードを1枚ずつ渡しながら、動作模倣や音声模倣を促すこともあります。
最近は100円ショップで、動物、乗り物、恐竜など色々な絵カードが売られているので助かります。