先日、保育士さんと吃音の話をしていて、
保育士さん
と聞かれました。
吃音は脳の機能障害と思われるが、脳の詳しいことはまだわかっていない、という話をしました。
ただ、その時、ちょっと不思議に思ったのでこう言いました。
mimi
『ぜんぶ』という言葉を使ったことは、極端な言い方だったかな?
別の日。
心理士さんと、発話だけが苦手なお子さんの話をしていて、
心理士さん
と聞かれました。
私は、前述の保育士さんとの会話を思い出し、心理士さんに、
mimi
と、逆質問をしました。
心理士さんには、保育士さんと吃音の話をしていて、「脳が原因なの?」と聞かれたこと。
私は、脳が原因以外に考えられないので、それ以外に何があるのかを知りたい、と説明しました。
すると、心理士さんは、
そういう場合は、脳じゃなくて、情緒の問題かなと思う。
でも、もっと小さい時から吃音が出るお子さんがいたり、大人になっても吃音が治らない方がいるから、そういうのは脳が原因なのかな、と思うの。
心理士さん
私は思わず、
mimi
と返してしまいました。
脳が関係する部分、脳でなく情緒などが関係する部分、という風に分けて考えている、というのは、こういうことなのかな?
脳が関係する | 脳以外(情緒や環境など) |
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上記の保育士さんも心理士さんも、療育に携わっている方です。
保育士さんには、度々、内部研修などで、私や私以外の言語聴覚士から、
中川信子先生の『ことばのビル』の絵を参考にさせてもらい、
脳を育てるのが大事、そのために規則正しい生活が大事、
という話をさせていただいてます。
色々な保育士さんから、『ことばのビル』の説明はすごくわかりやすいので、お母さん方に説明するときにもあの説明をしてください。と言われていました。
でも、
「脳を育てる」とか「脳に影響を与える」ということがどういうことなのか、
保育士さんや心理士さんにとっては、イメージが湧きにくいのかもしれない、と思いました。
もしかすると、療法士(言語聴覚士、作業療法士、理学療法士)でも、脳の機能だと忘れている?わかっていない?人がいるような気もします。
保育士さんが、『ことばのビル』について説明してくれ、と、言語聴覚士に依頼してくる意図は。。。
単に、お母さんに、『規則正しい生活は大事ですよ』ということを伝えて欲しいだけ???だったのかな。
療育者が脳について勉強すれば、療育は、もっといいものになるのでは?と思いました。
言うまでもありませんが、人の気持ち、心、情緒、知識、行動、すべてに脳が関係しています。