ある訪問訓練で。
絵カードマッチングをして、正解だった時に、「正解！」と言いながら手をたたいて褒めました。
でも、何回か正答しても、お子さんは表情を変えないし、私の方を振り向きもしません。
私はてっきり、『褒められたことがわからないのかな？』と思って、派手に褒めることをやめてしまいました。
その後、しばらくその課題を実施し、お子さんは、ある試行錯誤の後に席を立ってしまいました。
私は、お子さんが飽きてしまったのかと解釈してしまいました。
訪問訓練後、車での帰り道、
お子さんは、大人の反応をみて、正答であることを確認していたのでは？
試行錯誤の途中で、正解だったら、手をたたいて褒めることをすればよかったのではないか？
と気づきました。
次回訪問時、同じ課題を実施しました。
試行錯誤の途中でお子さんが正解に近づけたら、私は「正解！」と言い、軽く手をたたきました。
お子さんは正解の位置で手を止めました。
ちゃんと私の反応を意識してくれていたんですね。
お子さんが表情を変えなくても、こっちを向いてくれなくても。