積み木を積む

小児の言語訓練や、小児の療育は、スモールステップで進めていきます。

ある例として、積み木を積む遊びを考えてみます。
積み木を上に何段重ねられるか、という遊びを促した際、
・積み木を投げてしまった
・積み木を横に並べることに集中してしまった
・大人が積んだ積み木を倒すことに集中してしまった
などが起こる場合があります。
それぞれについて、スモールステップで考えた時に何ができるでしょうか。

積み木を投げてしまった
積み木を箱に投げ入れる遊びをやってみたらどうだろうか。

積み木を横に並べることに集中してしまった
画用紙に枠を描いて、枠の上に一つずつ積み木を載せる遊びはどうだろうか。
そして徐々に、画用紙を縦にして、縦に並べる(積む)ように促せないだろうか。

大人が積んだ積み木を倒すことに集中してしまった
倒すのが好きなのであれば、大人が積む前に「やって」と言ってもらうようにしたらどうだろうか。
そして徐々に、大人から子供に対して「やって」と依頼したらどうだろうか。

もしくは、すこし違った遊びとして、
細長い透明の筒、もしくは、筋状に隙間のある筒を縦にして、そこに積み木を入れるのはどうだろうか。

などと考えていきます。

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