NCプログラムにおける発達チャート課題

 

領域 年齢 項目 発達チェック
視覚操作 :

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1-1

下をさがす

指導者が布の下に子どもの好きなものを目の前で隠し「どこにあるかな」と聞く。子どもが下をさがしてとると合格。
1-2

入れる

指導者が容器に物を1つ入れて見せ、「同じように入れてごらん」と言う。子どもがまねをして入れると合格。
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1-3

型はめ

指導者が円、正方形、三角形の3型をはめてみせてから、全部をはずし「入れてごらん」と言う。子どもが全部入れると合格、試行錯誤してよい。
1-4

物のマッチング

指導者が物を1つ見せ「これと同じのをちょうだい」などと言う。子どもが目の前にある物を2個から同じ物を手渡すと合格。指導者は物の名前を言ってはいけない。3種類以上できること。2つの箱の中に2種類のものを分類できるでもよい。
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1-5

絵のマッチング

指導者が動物など線画で描かれた絵カードを1つ見せ「同じのはどれかな」と聞く。子どもの目の前の絵カード6枚の中から同じ物を手渡せば合格。6問中5問正解のこと。分類やマッチングでもよい。
1-6

色のマッチング

色紙を3色用意し指導者が「同じ色はどれかな」と聞く。子どもが目の前の3枚から同じ物を選んで手渡すと合格。分類やマッチングでもよい。
1-7

積木の橋

指導者が積木3個を使って橋を作って見せ「これと同じ物を作ってごらん」と言って、別の積木3個を渡す。子どもが同じようにつくると合格。
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1-8

2片パズル

指導者が2片のピースを子どもの前に左右、もしくは上下を逆に置き「お顔を作ってごらん」と言う。子どもがパズルを完成させると合格。試行錯誤してもよい。縦横分割について各2種類以上できること。
1-9

8型マッチング

指導者が円、楕円、三角形、正方形、六角形、長方形、平行四辺形、台形などの形の線画を見せて「これと同じのはどれ」と聞く。子どもが8個の選択肢から同じ形を指で指し示すと合格。マッチングや手渡しでもよい。
110

6片パズル

指導者が6片ピースを子どもの前にランダムに並べ「もとの絵に戻してごらん」と言う。子どもがパズルを完成させると合格。試行錯誤してよい。2種類以上できること。
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111

迷路

指導者が簡単な迷路を子どもの前に置き、始点を指さして「ここから出発してゴールまで行きなさい」と言う。子どもが指で正しい道をたどりゴールにつくと合格。
112

ビーズ並べ

指導者が色や形の違うビーズを10個規則正しく並べてみせ「同じように並べてごらん」と言う。子どもが同じように並べると合格。試行錯誤してよい。
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113

20片パズル

20片のジグソーパズルのピースを子どもの前に用意し、指導者が見本をみせて「これをよく見て、パズルを完成させてごらん」と言う。試行錯誤してよい。型枠のあるパズルではいけない。
114

点結び

指導者が簡単な点結びの見本をみせ「同じように結んでごらん」と言う。子どもが見本通り結ぶと合格。
言語理解 :

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2-1

バイバイ

指導者が「バイバイして」と言葉のみで言う。子どもが手を振れば合格。模倣ではいけない。
2-2

指さし

指導者が「ママはどこ」などと聞く。子どもが指させば合格。日常生活の中で子どもが自発的に指さすのでもよい。
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2-3

指示理解

指導者が「ちょうだい」「しらっしゃい」「座って」などと指示する。子どもがそれに従えば合格。言葉のみで指示すること。
2-4

身体部位(3)

指導者が「鼻はどこ」などと聞く。子どもが3つ以上を指さして答えれば合格。
2-5

名詞理解

指導者が絵本などを見せ「~はどれ」と聞く。子どもが言われた絵を指させば合格。見慣れたものの絵について6個中5個できること。絵カードを選択するのでもよい。
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2-6

動詞理解

指導者が見慣れた動作を示す絵をいくつか見せ「食べているのはどれ」などと聞く。子どもが指さして答えれば合格。5種類以上できること。絵カードを選択するのでもよい。
2-7

大小理解

指導者が大小2つの絵を見せて「大きいのはどっち」と聞く。子どもが大きい方を指させば合格。大小どちらも連続3回正解すること。
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2-8

比較概念(上下・長短・男女)

指導者がものを子どもに渡し「机の上に置いて」などと言う。あるいは、絵カードなどを見せ「上にいるのはどっち」などと聞く。子どもが正しくものを置く、あるいは正しい絵カードを選択すれば合格。長短・男女などの比較概念が3種類以上わかること。絵カード選択の場合、1種類につき連続3回以上正解すること。
2-9

身体部位(10)

指導者が「首はどこ」などと聞く。子どもが10個以上指さして答えれば合格。髪・おでこ・眉・まつげ・舌・あご・のど・肩・肘・膝・へそ・かかと・つま先などの中から10以上触れたり見せるなどして示す。
2-10

カテゴリー

指導者が「食べ物にはどんなものがありますか」などと聞く。子どもが食べ物・乗り物・動物などそれぞれについて、適切に答えれば合格。絵カードを選択したり分類するのでもよい。
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2-11

用途理解

指導者が物の用途などについて言葉で説明する。「投げて遊ぶものは何」「水の上を走るものは何」「叩くと音がするものは何」「足にはくものは何」「顔を見るものは何」「雨の日にさすものは何」などと聞く。子どもが言葉で答えたり、6つの選択肢の中から選べば合格。5つ以上わかること。
2-12

形容詞理解

指導者が形容詞を表す絵カードを6枚並べ「重いのはどれ」などと聞く。子どもがそれぞれの形容詞にあったものを選べば合格。5種類以上できること。
2-13

前後左右

指導者が子どもに「前を見て」「左を見て」などと指示する。子どもが指示に従って自分の前後左右、全てについて指示に従えば合格。自分の身体の左右もわかること。
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2-14

勝敗理解

指導者とじゃんけんをして「どちらが勝ったでしょうか」と聞く。子どもが適切に答えられれば合格。5回中5回正解のこと。偶然ではいけない。あいこもわかること。その他各種ゲームでの勝ち負けがわかること。
2-15

受身文理解

ABを叩いている絵を子どもに見せ、指導者が「叩かれたのはどっち・叩いたのはどっち」などと質問する。子どもがどちらの質問にも答えられれば合格。3種類以上について正解すること。(叩く、追いかける、叱る、笑うなど)
言語表出 :

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3-1

音声模倣

指導者が単語または繰り返し音など子どもがすでに自分で発生できる音声を出す。子どもがその音声を模倣できれば合格。
3-2

身振り模倣

指導者が「パチパチ」「バイバイ」「ねんね」などと言いながら動作してみせる。子どもがまねをすれば合格。
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3-3

要求

日常の中で子どもが何かほしい時や、してもらいたい時に「ンーンー/アー」などの声を出したり、「ちょうだい」などのサインで要求すれば合格。大人の手を欲しいものに持っていくクレーンではいけない。
3-4

名詞表出

指導者が「これなあに」と聞く。子どもがその名前を言えば合格。勝手に言うのではいけない。ものや絵や写真でもよい。6問中5問正解のこと。
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3-5

動詞表出

指導者が見慣れた人や動物が何かをしている絵や写真を1枚ずつ見せて「この人何しているの」と聞く。子どもが動詞で答えれば合格。3問以上正解のこと。
3-6

2語文表出

日常の中で、子どもが「ブーブーきた」「パパ会社」「おんも行く」など、2語文で話せれば合格。
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3-7

色名()

指導者が「これは何色ですか」と聞く。子どもが色の名前を4つ言えば合格。
3-8

反対語類推

指導者が「暑いの反対は」あるいは「夏は暑い、冬は」などと聞く。子どもが反対語を言葉で答えられれば合格。3種類以上できること。
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3-9

色名(10)

指導者が「これは何色ですか」と聞く。子どもが色の名前を10以上いえれば合格。
3-10

語頭音

指導者が「“あ”のつく言葉を言ってごらん」などと聞く。子どもが1音につき3語ずつ3音以上答えられれば合格。
3-11

文章説明

指導者が「昨日は何をしましたか」と聞く。子どもが「だれと/どこで/何をしたか」など多語文で2つから3つの出来事を筋に沿って話せれば合格。助詞や接続詞などを正確に使って話せること。
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3-12

どうして

指導者が「どうしてお風呂に入らなければならないのですか」などと聞く。子どもが「不潔だから」など適切な理由を述べられれば合格。
3-13

語の定義

指導者が「~はどんなものですか」と聞く。子どもがそのものの色、形、用途など特徴を適切に説明できれば合格。説明が足りない場合は、「それから」と促してもよいが、「色は」などと質問してはいけない。名詞3つ以上についてできること。
視覚記銘 :

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4-1

下をさがす

指導者が不透明な容器の下に、ものを子どもの目の前で隠す。子どもが探し出して触れたりすれば合格。
4-2

1/2の記憶

指導者が2個のコップを15センチあけて横に並べ、1つにものを入れる。子どもがものの入っている方を触れたりあければ合格。わからない時は正解を教える。正答率3分の2で合格。
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4-3

1/3の記憶

指導者が3個のコップを1列に並べ、1つにものを入れて見せる。布などで5秒隠し布を取って「~はどこにありますか」と聞く。子どもが入っている方を答えれば合格。正答率3分の2で合格。
4-4

1容量a

指導者が実物や写真・絵カードなど1つ見せ、「これと同じものをとってきて」と言う。子どもが少し離れたところにある3つの選択肢から、言われたものをとってくれば合格。最初から選択肢は見えていてもよい。
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4-5

1容量b

4-4の1容量aと同じやり方で、最初から選択肢が見えないようにしておく。
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4-6

2容量

指導者が実物や写真・絵カードなど2つ見せ、「これと同じものをとってきて」と言う。子どもが少し離れたところにある4つの選択肢から、言われたものを2つとってくれば合格。最初から選択肢は見えていてもよい。3回連続して答えられること。実物を使ってもよい。
4-7

3×3の記憶

裏に見慣れた絵の描いてある3枚のカードと白紙のカード6枚を用意し、合計9枚のカードを3×3にランダムに並べる。指導者の絵のある場所を示し10秒待たせ「~はどこですか」と聞く。子どもが5回までに全ての位置を覚えれば合格。
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4-8

3容量a

指導者が実物や写真・絵カードなど3つ見せ、「これと同じものをとってきて」と言う。子どもが少し離れたところにある6つの選択肢から、言われたものを3つとってくれば合格。最初から選択肢は見えていてもよい。3回連続して答えられること。
4-9

3容量b

指導者が見慣れたものの絵カードを3つ見せ、そのものの名前を言わせてから、子どもの見えないように1つ隠し「何がなくなったかな」と聞く。子どもが3回連続して正解すれば合格。言葉でこたえられない場合は、いくつかの選択肢を用意し、その中からなくなったものを選ばせてもよい。
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4-10

4容量a

指導者が実物や写真・絵カードなど4つ見せ、「これと同じものをとってきて」と言う。子どもが少し離れたところにある8つの選択肢から、言われたものを4つとってくれば合格。最初から選択肢は見えていてもよい。3回連続して答えられること。
4-11

4容量b

指導者が見慣れたものの絵カードを4つ見せ、そのものの名前を言わせてから、子どもの見えないように2つ隠し「何がなくなったかな」と聞く。子どもが3回連続して正解すれば合格。言葉でこたえられない場合は、いくつかの選択肢しから選ばせてもよい。
聴覚記銘 :

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5-1

音声模倣

指導者が単語または繰り返し音など子どもがすでに自発できる音声を言う。子どもがそのまねをすれば合格。
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5-2

単語模倣

指導者が簡単な単語を言って見せる。子どもが同じようにまねをすれば合格。第三者が聞いてもわかること。3語以上。
5-3

1容量a

指導者が「~とってきて」と言葉で指示する。子どもが少し離れたところにある3つの選択肢から、言われたものをとってくれば合格。最初から選択肢は見えていてもっよい。絵カードやサインなどを示してはならない。選択肢は実物でもカードでもよいが、本人が理解しているものを使うこと。3回連続正答のこと。
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5-4

1容量b

5-3の1容量aと同じ方法で、最初から選択肢は見えないようにしてできる。
5-5

2語文復唱

指導者が「同じように言ってごらん」と言って「冷たい水/赤いりんご/大きなくま」など、2語文を復唱させる。子どもが復唱できれば合格。1題できれば合格。
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5-6

2容量

指導者が「~と~をとってきて」と言葉で指示する。子どもが見えないところにある4つの選択肢から言われて物を取ってくれば合格。3回連続正答のこと。
5-7

3数詞復唱

指導者が「これから数を言います。言い終わったら、そのとおりに言ってください。1-5-3、はい」などと行う。1数1秒くらいの速さで言うこと。3試行中1回できれば合格。
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5-8

3容量

指導者が「~と~と~をとってきて」と言葉で指示する。子どもが見えないところにある6つの選択肢から言われて物を取ってくれば合格。3回連続正答のこと。
5-9

3語文復唱

指導者が「きれいな花が咲いています」「飛行機は空を飛びます」「上手に歌を歌います」と言って、復唱させる。子どもが3つの文のうち2つの文を完全に復唱できれば合格。
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5-10

4容量

指導者が「~と~と~と~をとってきて」と言葉で指示する。子どもが見えないところにある8つの選択肢から言われて物を取ってくれば合格。3回連続正答のこと。
5-11

4数詞復唱

指導者が「これから数を言います。言い終わったら、そのとおりに言ってください。1-5-3-9、はい」などと行う。1数1秒くらいの速さで言うこと。子どもが4数を復唱できれば合格。3試行中1回できれば合格。
読字 :

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6-1

絵への興味

子どもが絵本を見て、知っている絵を自発的に指さしたりすれば合格。マークや文字などに興味を持つのでもよい。
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6-2

絵の理解

子どもが絵本を見て、知っているものの名前を言えば合格。指導者が「~はどれ」と聞くと指さすのでもよい。
6-3

物のマッチング

指導者がものを1つ見せて「これと同じのをちょうだい」などと言い、子どもは自分の前にあるもの2個から同じ物を選ぶ。ものの名前を言ってはいけない。3種類以上できること。
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6-4

絵のマッチング

指導者が動物などの線画で描かれた絵カードを1つ見せ「これと同じのちょうだい」と言う。子どもが5つの選択肢から選べれば合格。
6-5

3型マッチング

指導者が円、正方形、三角形の線画の図を見せて「これと同じのちょうだい」などと言う。子どもが同じ図を3つとも選べれば合格。
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6-6

自分の名前がわかる

平仮名でかかれた4~5枚の名前カードを用意し子どもの前に並べる。指導者が「~ちゃんの名前はどれかな」と聞く。子どもが自分の名前のカードを選べれば合格。名前のカードは見慣れたものでよい。
6-7

8型マッチング

指導者が円、楕円、正方形、三角形、六角形、長方形、平行四辺形、台形などの線画の図を見せて「これと同じのちょうだい」と聞く。子どもが同じ形を指さしで示せれば合格。
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6-8

音節分解

指導者が簡単な単語を手を叩きながら、1音ずつ区切って発音してみせる。子どもが別の単語で同じようにできれば合格。かさ、ねこ、つくえ、たまごなど潑音や拗音のない単語で行う。
6-9

文字マッチング

指導者が文字が書かれたカードを見せ「これと同じ文字はどれ」と聞く。子どもが選択肢10文字の中から同じ文字をさし示せば合格。似た文字も区別できること。
6-10

10文字を読む

指導者が文字を1つ子どもに見せ「これは何とかいてありますか」と聞く。子どもが10文字以上読めれば合格。「“あ”はどれ」などと聞いて選択肢から選ばせるのでもよい。
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6-11

数字を読む

指導者が数字を1つ見せ「これはなんと言う数字ですか」と聞く。子どもが1~10までをランダムに読めれば合格。指導者は「3はどれ」と聞くと複数の選択肢から選べるのでもよい。
6-12

単語を読む

指導者が平仮名で書かれた短い単語を子どもに見せる。子どもがそれを読みその単語が何かわかれば合格。文字を見てその文字の絵を数枚の絵カードから選べるのでもよい。8種類以上できる。
6-13

50文字を読む

指導者が文字を1つ子どもに見せ「これは何とかいてありますか」と聞く。子どもが平仮名を50音全て読めれば合格。「“あ”はどれ」などと聞いて選択肢から選ばせるのでもよい。指導者が「“あ”はどれ」と聞くと複数の選択肢から選べるのでもよい。
書字 :

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7-1

点画

指導者が点々をたくさん描いて見せ子どもに「同じように描いてごらん」と言う。子どもがまねをして同じように点を描ければ合格。
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7-2

なぐり描き

指導者がなぐり描きをして見せて、子どもに「同じように描いてごらん」と言う。子どもがなぐり描きができれば合格。クレヨン、鉛筆の持ち方は問わない。点々ではいけない。
7-3

ぐるぐる描き

指導者が紙にぐるぐる描きを描いて見せ、子どもに「同じように描いてごらん」と言う。子どもがぐるぐる描きができれば合格。線が連続していて丸みがあること。
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7-4

縦線・横線

指導者が縦線と横線を描いて見せ、子どもに「同じように描いてごらん」と言う。子どもが10センチ以上の線を描ければ合格。
7-5

模写(円)

指導者が円の見本を見せ、「これと同じ形を描いてごらん」と言う。子どもがまねをして円を描ければ合格。ぐるぐると連続してはいけない。円が閉じていること。
7-6

2点結び

指導者が2つの丸をまっすぐにつないで見せ、「同じように描いてごらん」と言う。子どもがまねをしてまっすぐつなげれば合格。始点や終点からのずれが1センチ以内で、線はまっすぐであること。
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7-7

ぬる(クレヨン)

指導者が丸などを描き「この中をクレヨンで塗ってごらん」と言う。子どもが丸の中を意識してぬれれば合格。多少はみ出してもよい。
7-8

模写(十字/V字/正方形)

指導者が十字などの見本を見せて「これと同じ形を描いてごらん」と言う。子どもが見本を見て十字などを描ければ合格。描き方の順序は問わない。まっすぐな線と4つの角があり、そのうち1角は線が交差していてもよい。十字、V字、正方形のいずれも描けること。
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7-9

模写(三角形)

指導者が三角形の見本を見せて、「これと同じ形を描いてごらん」と言う。子どもが手本を見て三角形を描ければ合格。まっすぐな線と3つの角からなり、そのうち1角は線が交差していてもよい。
7-10

なぞる

指導者が5ミリの幅の平行線を見せ、「この間をまっすぐなぞってごらん」と言う。子どもが平行線の間を、ほとんどはみ出さずになぞれれば合格。蛍光ペンで描いた線をなぞらしてもよい。
7-11

模写(10文字)

指導者が5センチ四方の枠の中に簡単な文字を1文字ずつ書いて見せ、子どもがまねをして書ければ合格。「し、い、つ、こ、う、け、さ、た、て、と」など10文字以上書ける。
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7-12

自分の名前を書く

指導者が「お名前を書いてごらん」と言う。子どもが自分の名前を平仮名で書ければ合格。姓は書かなくてもよい。第三者が見てわかること。
7-13

模写(ひし形)

指導者がひし形の見本を見せて「これと同じ形を描いてごらん」と言う。子どもが見本を見てひし形を描ければ合格。縦長で4つの角は閉じられており、そのうち1角は線が交差していてもよい。対角線の角度は、ほぼ90度であること。
7-14

模写(50文字)

指導者が3センチ四方の枠の中に平仮名を1文字ずつ書いて見せ、子どもが50文字全てをまねをして書ければ合格。はみ出さないように書くこと。何回かに分けて書いてもよい。
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8-1

下をさがす

指導者が不透明な容器の下に、ものを子どもの目の前で隠す。子どもがそのものを探し出して触れたり取り出せれば合格。
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8-2

もう1

子どもの目の前に小さなものを数個置き、指導者が手を出し「1つちょうだい」と言う。子どもが1つ渡せば「もう1つちょうだい」と言って待つ。子どもが1つずつ手渡せれば合格。
8-3

たくさん

子どもの好きなもので、多いのと少ないのとを用意し、指導者が「どっちが欲しい」と聞く。子どもが量の多いほうを選べば合格。
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8-4

分類

赤と黄色など2色のものを10個ずつ用意し指導者が2つの空箱に分類して見せ「同じように分けてごらん」と言う。子どもが2色に分類できれば合格。
8-5

多少理解

量の異なるものを2つ用意し指導者が「どちらが多いですか/少ないですか」と聞く。子どもがいずれも正しく答えれば合格。
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8-6

11対応

同じ物を3個用意し3人の人に1個ずつ配るよう指導者が指示する。子どもが一人に1つずつ対応させて渡せれば合格。
8-7

数概念3

指導者が積木などを6個、子どもの前に置き「3個とって」と言う。子どもが1~3個のいずれを言われても正しくできれば合格。
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8-8

数概念6

指導者が積木などを10個、子どもの前に置き「6個とって」と言う。子どもが正しくとれれば合格。
8-9

数唱20

指導者が積木などを20個、子どもの前に置き「1個ずつ指さしながら数えてごらん」と言う。子どもが20まで正しく数えれば合格。指さしと数唱がきちんと合っていること。
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8-10

数字並べ

指導者が1~10までの数字を1つずつ書いたカードを子どもの前に順番において「順番に並べてごらん」と言う。子どもが順番に並べれば合格。
8-11

加減算

指導者が「右手に1個、左手に1個あります」と言いながら子どもに片方ずつそのものを見せ「合わせるといくつになる」と聞く。また、最初に3個のものを見せ「1つあげると残りはいくつ」などと聞く。「1+1」「1+2」「3-1」「3-2」のいずれもできれば合格。
8-12

数唱100

指導者が「1から100まで順に言ってごらん」という。子どもが100まで数を唱えられれば合格。家でできるか聞いてもよい。

微細運動、粗大運動の領域については体を動かすものなので省略する。