職場にあります。
モンテ 新円柱さし1のみ
最初、これを見たとき、「簡単すぎてつまらなそうだな」と思い使っていませんでした。
ところが、3、4歳ぐらいの複数のお子さんにやってもらったところ、個人差があることに気づきました。
『あれ?これって、簡単な認知評価に使えるな』と気づきました。
統計を取っていないので、年齢的な指標にはなりませんが、私個人でお子さんの認知を予想するのに役立ちます。
これは、大小の概念に関係する遊びですが、同様のものとして、
コップかさねがあります。
しかし、こちらは自由度が高いため、重ねるのか、並べるのか、積み上げるのか、STの意図するように真似させようと思っても、そう出来ないことが多いです。
その点、新円柱さしは、課題の意図が分かりやすくて、子どもはすぐに枠にはめようとします。
その中で次のような特徴をみることができました。
- 大きさがずれていても、無理やり入れようとする
- ピッタリ入ったのに、外してまた別のところに入れようとする
- 一度では入れられなくとも、時間をかけて試行錯誤ができる
- 枠に対してピースが少し小さいのに、最後までそれに気づかない
- STが指さししたところに、はめることができる
- STが指さししたことに気づかない
円柱さしに限らず、同じ課題(玩具)を複数のお子さんにやってもらうことは、お子さんの違いに気づく助けとなります。